この番組は、政策実現ができる女性議員を増やし、地方議員を女性のキャリアの選択肢の一つとすることをミッションとして活動している超党派の若手女性議員のネットワーク「ウーマンシフト」、とそのサポーターのメンバーで運営しています。
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今回は第2回目です。選挙についてていろいろと話していこうと思います。
今回のメンバー紹介
まきこさん(議員)>東京都中央区区議の高橋まきこです。
ともみさん(サポーター)>サポーターのともみです。私は2児の母で、今年の 5月から職場復帰をしたワーママです。最近選挙が近いからなのか、街頭演説とかチラシを配っている人をちらほら見るようになって、何かが始まるんだなっていうことだけ理解しているというような感じです。よろしくお願いいたします。
あずあずさん(ゲスト議員)>川口市議会議員のおぎのあずさです。今日はあずあずでいきます。よろしくお願いいたします。
選挙にまつわるトピックスや思い出
ともみさん>まずは、選挙にまつわるトピックスや思い出があれば教えてください。
あずあずさん>選挙当選した後に、駅に立っていたら、女性がダッシュでいらっしゃって 「初めて期待して投票に行きました」って言われたこと。もうこれは忘れられないですね。嬉しいし、責任を感じました。
まきこさん>
中学生と小学生の息子2人がいるんですけれども、部活の先生から「お母さんが看板に 出てるのってどう思う?」って子供にきいたみたいで、何の答えがその先生の正解だったのかがいまだにわからない、みなさんどう感じるかなっていう、答えが私からまだ見つかってないんですが。
選挙に出るにあたって大変だったこと
ともみさん>選挙に出るにあたり、大変だったことありましたか?
まきこさん>地域の活動を普通にして、地域で暮らしていて議員になったので、今までのPTA活動や、これまでの地域の方々と距離感が変わるか変わらないか気になりましたし、壁があるかないかっていうところを一つずつ確認しながらすすめていました。ふり返るとそれ自体が自分の中の壁だったかなと思います。
ともみさん>選挙に出られて、実際どうでしたか?
まきこさん>変わらる方と変わらない方がいました。変わらない方は繋がりももっと強くなるし、変わる方は距離をおく必要があって変わる方もいると思うので。。。答えになってない感じですがそんな感じです。
あずあずさん>私は一番のハードルは夫でしたね。説得するのにものすごく労力がかかりまして。私の両親と夫の両親は何もいわずだったのですが、私の夫が反対して苦労しました。
議員を目指すまでは家庭と職場の人しかかかわりがなかったので、周りはあまり気にならなかったですね。夫も最後は認めてくれたので、そこはよかったと思います。
ともみさん>だんなさまがダメだと言っていた理由って?
あずあずさん>そこそこ大きな企業で育休2回とって、時短で働いて、安定した職場で、時短勤務も小学校卒業するまで認められていて、すごく働きやすい職場だったんですね。職場が恵まれていたし、昇進や昇給についても、男女の差、育休とったからといって差がない世界だったのに、せっかくそういう職場を手放して、政治の世界行くのはどうかというのと、IT企業だったんですが、システムエンジニアだったので、人とのかかわりが、同じグループの人くらいしかなくて、政治の世界ってぜんぜん知らない人とでも喋るし、さらに家族も巻き込んじゃう可能性が出てくるじゃないですか。どうしても議員の家族みたいな感じで見られるので、家庭がどう変わっていくかっていう不安があったのかなと思います。
ともみさん>私たち議員ではない女性からすると、議員って安定してるのかなとか、お給料とかどのぐらいなんだろうとかってというイメージだったんですけど、第1回でもあいこさんが4年に1回選挙があるからその度にこう職を失うんじゃないかという不安もあるかも?みたいな話されてて。安定ではなくて逆にすごく不安定で、その次のキャリアとかどうするんだろうかって。(気になったら、皆さん第1回も聴いてみてください。)
選挙にかかるお金
ともみさん>次に、選挙に出る時お金ってどのくらい必要なのか、教えてください。
あずあずさん>実際どれぐらい使ったかははっきり覚えてはいないんですけど、政治活動をはじめたのが、選挙予定日は2019年4月下旬だったんですけど、2019年1月から始めたんですね。その 4カ月ぐらいで貯金の残高が300万だったのが0円になりましたね。
でも、これが全部その政治活動かというと、そうではなくて、普通の日常の食費とか光熱費とかそういうのも含まれてるんで、全部が政治活動のおかげでも無いんですけど、仕事を辞め収入がなくなるじゃないですか、食費とか出ていくものがあり、かつ政治活動でも出ていくので、入る分がなく減っていくだけなので、0になったという感じですね。
実際にその選挙活動期間中にかかったお金というのは実はそこまでなくて、確か全部で50万ぐらい。でも当選したり落選してもある1定の票数取れてたら返ってくる制度があります。選挙自体は実はあまりお金がかからないんです。けれど、その前、例えば私の場合は名刺を作ったり、ポスターやチラシを作ったり、あと政治活動をする事務所を借りたりとか、そこの光熱費とか、いろいろお金がかかってきて。その前の政治活動の方にお金がかかってくるっていう感じですね。
ともみさん>ちょっと単語として聞いてもいいですか?選挙活動と政治活動の違いを教えてください。
あずあずさん>選挙活動は選挙期間っていうのがありまして、例えば私がいる川口市だと選挙の投票日から1週間前までが選挙期間7日間が選挙期間と決められていて。
選挙活動というのは選挙期間にしかやちゃいけないっていう決まりがあって、それ以外は全部政治活動なります。2019年1月1日から選挙活動やってましたって言ったら、法律上アウトなんですね。みなさんが普段にかけられたりやってるのを見られて、ほとんど政治活動で、選挙期間に入ると、政治活動ではできなかったようなことが選挙期間中はできるんですね。それが選挙活動になります。
ともみさん>ありがとうございます。初めて知りました。その7日間だけが選挙活動でそれ以外が政治活動なのですね。その7日間でできることとかも気になったのであとでググってみようかなと思います。
まきこさん>選挙活動でわかりやすいのが、例えば東京都だと都議会議員選挙の板が設置されている状態だと思うんですけど、そこにペタッと候補者のポスターが貼られ始めた日が、選挙期間が始まったなあという感じですね。そうすると、名前を言ってもいいよ、という選挙活動で認められている公的に認められた活動ができる期間になるので、わかりやすいところだと板にポスターが貼られたら始まっているなっていう時期は、一つお伝えしておきます。
まきこさん>お金の話しでした。私もあずあずさんと同じぐらいで1月から活動をし始めたんです。私の場合はちょうど私の娘が私立を受験をしたんですけど、2月に受験があって、もう家の貯金が全然ない感じでしたね。何に消えたかわからないけれども、とにかくお金がないまま4月で、 4月入学すると制服とか学用品とか買い揃えるんですけど、毎回請求書にびっくりみたいな感じで、議会の活動は5月から始まるんですけども、最初にお給料が入るまで本当にないよねっていうのを新人議員どうしで話し合っていました。
私も多分200万とか300万とかの範囲でかかっていると思うんですけれども、あずあずさんがおっしゃったように、選挙活動期間中の費用は公費といって皆さんの税金から出てる部分ですけれども、返ってくるのがあるので、なかなかキャッシュフローがわかりにくいのですが、私の場合は中央区っていうところで17万人区に区民がいるので、区民の数によってまくチラシの数とかも変わってくるので、これから出る方は、市民が何人かなっていうのを1目安にして、同じような規模の自治体の議員に聞くといくらぐらいかかったというを聞くと参考になるかなと思います。
ともみさん>アドバイスもありがとうございます。選挙に出る方は、同規模の自治体の方に聞いてみるというのはとてもわかりやすいと思いました。
では実際、私たちが議員さんを応援するとしたら、どうしたらいいか教えていただきたいなと思います。されて嬉しかったことですとか、あとこれは何かちょっと微妙だったなって、やめたほうがいいですとか、アドバイスあれば教えてほしいです。
議員を応援する方法
まきこさん>何をしてくれても嬉しいです。名前と顔を出して表に出ていると、辛い気持ちになるときとか、反対の考えの方から違う意見を言われるっていうこともあるし、いろんな気持ちになると思うので、とにかく応援していますっていう一言は嬉しいです。さっきあずあずさんも言ってたけど、期日前で投票してきましたも嬉しいですし、周りの人にわからないようにこっそり応援してますって言ってくれるだけでも嬉しい。事前にチラシを配ったりしてると思うんですけれども、チラシを受け取ってくれるだけでも本当にうれしいです、あとは 何かもうちょっと協力したいっていう方は、一緒に写真を撮ってくれるとか、そういうことでも嬉しいですね。
ともみさん>写真撮るのとかオーケーなんですね。
まきこさん>ご本人が顔を出してくれたら、こちらは大喜びです。一緒に写ってくれたら嬉しいです。
ともみさん>本当に応援している方を街頭で見かけたら、声をかけても良いし写真をとって頂いてもいいということですね。
あずあずさん>基本的に SNSとかで拡散をしていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです。リアルの方でも口コミで拡散していただけると大変ありがたいです。チラシ配りを手伝いして頂いたりとかするのもすごい嬉しいんですけど、まあそういう見える活動だけじゃなくてさりげない応援もうれしいですね。あの実際私も1人でチラシ配ってたりするので、写真とか自分で取れないので、撮って頂けるのはありがたいです。ただ、前にちょっと困ったのが たぶん違う目的で写真を撮られてるんじゃないかな…と思ってしまう方がいらっしゃったので、撮っていただけるのはうれしいですが、ちょっとそこは難しいところだなと思います。SNSで拡散してくれたり、口コミで良い口コミ書いてくれたりするのはすごいありがたいです。いろんな人からいろんなこと言われたりするんで、そんなことないよみたいな。私は応援してますとか、いただけると涙でちゃうぐらいうれしいですね。
ともみさん>マナーとして一声をかけてから写真は撮るっていうことですね。
あずあずさん>そうですね、それがコミュニケーションになったりするかもしれないので、お声かけいただけると嬉しいです。
ともみさん>SNSの拡散とか議員は基本的にツイッターとか フェイスブックとかそういうSNSを何か1つはされてるっていうイメージですかね、
あずあずさん>選挙前になればなるほどやる人も増えていきますよね。全くやらない人も、もちろんいらっしゃいますが、やる人の方が多いんじゃないですかね。使ってるツールは人によってさまざまですね。SNSと言ってもやっぱり使ってる年代が違ったりするんで、それに合わせて使いかたを変えている方はけっこういらっしゃると思います、
ともみさん>自分が応援してる議員さんのSNSをまず探して、そこからSNS上の拡散、あとリアルな口コミを広げていくというのが、充分応援になるということなのですね。それなら私でもできそうっていうふうに感じました。ありがとうございました。
では、最後に。選挙の話題からずれてしまうかもしれないんですが、私たち区民や市民が議員さんにお願いしたりとか、お伝えしたときに、それが実際に役に立ったことはありますか?私たちからすると、こんな小さいこと議員さんに相談してもいいのかなって思ったりすることもあるんですけれど、もしよかったら差し障りないところで具体的に教えていただけると嬉しいです。
あずあずさん>なんでも教えてくださいっていう感じですね。川口市って、区より広いので、知らないことが多いです。近所のことはわかるけれど、グルグル回ってるんで、家の近くとか学校の近くとかもわかるんですけど、ちょっと離れると分からなかったりします。そういう情報をいただけたり。近くでも、この道が危ないですよとか、教えていただけるとすごく助かりますね。
こういうことで困ってるっていうのは、自分がその立場ではないので、1人1人の立場が違うので、視点も違うんですよね。だから、そういう視点もあるのか、そういう困ったことがあるのかっていう発見の方がほとんどなので、ありがたいです。
もう知ってることであっても、重ねて同じ質問を別の方からいただくことによって、市に言いやすくなるんですね。「また同じ案件でご相談が来まして…」みたいな。そうすることで、同じことで困っている方が多いんだったら、それは本当に解決しないといけないなんだなとなります。だから、これもう知っていることかもしれないけど、みたいなことでも情報をいただけると大変ありがたいです。
ともみさん>こういうニーズがあるんだよっていう事をお伝えするということはしていいということなんですね。ちょっとした道路のこととかでもいいんだっていうのが、そんな小さい事でもいいんだって安心したのと、普段使っている公園のこの遊具のこととかっていうのでもオッケーなのかなと思ったら、なんかすごく身近に感じられました。
まきこさん>本当に役に立つことしかないので、教えてください。あずあずさんと同じ気持ちです。うちの保育園だけかな、とか私の小学校だけかな、とかあるかもしれないんですけれども、その毎日のことが見えないところにいる立場としては、そういうことをむしろ教えて、というところなので。あのその話しがま10件あれば、とても急ぐべきことかもしれないし、ほかの学校ではないことで問題かもしれないですし、そういう身近なことを教えていただけるということに感謝してますね。
具体的にどう役に立つかっていうところですが、区や市でやっていることは全部アンケートを取れているわけではないので、私たちが議会で「こういう意見を持っている方がいました」と質問の時間に言うこととか、職員の方とお話しする時に、みなさんどう思ってるのかなみたいなところは(私としてはアンケートやってよって気持ちはあるんですけども)、「こういう感想の方がいましたよ」ということで、お互いの理解が深まるっていうところもあります。そういった活用に繋がるっていうところで、声をどんどん上げていただきたいなと思ってますね。
ともみさん>私たちも遠慮せずに何か私だけかなっていう思う小さいこともちょっとずつでもSNSを通してお伝えしても大丈夫ですか?
あずあずさん>SNSでも大丈夫ですし、メールとかでも大丈夫です。伝えてくださる方もいろんな方法で伝えてくださって、中には、それ政策ですよねってすごい情報を引っ張って集めて出してくださる方もいるし、あの本当に小さな悩みからこういうのがいいという形を一緒に作ったり、あと実際にその私の場合だとお手紙をポストに入れていただいたり、事務所にいらっしゃったりっていう方もあって、本当にその方が取れる手段でいいと思います。
ともみさん>お2人に、選挙のことからプライベートのことまでお伺いできました。女性議員さんって、なかなか身近にはいなくて。ちょっと遠い存在なんですけど私たちにとっても、近くて親近感のある方、お2人にお話を聞けて、私も大変勉強になりました。
これからも住んでるところは違うんですけれど、応援させていただけたらなと思います。
また次回もぜひ聞いてください!ジョセラジ!
2回目は、選挙のことについて、思い出やちょっと話しづらいお金のこともお聞きしました。
ちょっと遠い存在の議員さんも、実は同じような感覚を持っていらっしゃること、私たちのちょっとした困りごとや悩み事の声も、必要としていらっしゃることなど、感じました。
気になる議員さんをSNSで探してみることから、やってみようかなと思いました。
では、次回もお楽しみに!
皆さまから、「こんなテーマで話してほしい!」など、気軽にレター👇で受け付けています。