この番組は、政策実現ができる女性議員を増やし、地方議員を女性のキャリアの選択肢の一つとすることをミッションとして活動している超党派の若手女性議員のネットワーク「WOMANSHIFT（ウーマンシフト）」とそのサポーターのメンバーで運営しています。
2021/6/26配信分のご紹介です。
前回の続きで、台東区議会議員でありWOMANSHIFT・代表の本目さよさんへのインタビューです。
政策実現ができる女性議員を増やすことを目指すWOMANSHIFTについて質問した今回の番組のあらすじを、このnoteの記事でお届けします。
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■今回のメンバー紹介
さよさん(議員)：台東区議会議員として現在3期目。1児の母として子育てにも奮闘中のWOMAN SHIFTの代表
ゆりさん(サポーター)：大阪府在住のWOMANSHIFTサポーター。小学生の子どもがいる
■WOMAN SHIFTの活動とは？
日本で女性の議員が少ない現状について、3つの課題があると感じています。
⑴カッコ良いと思われていない、そもそも知らない
⑵なり方がわからない
⑶なってもやめてしまう
WOMANSHIFTではこの3つの課題を解決するために、いろいろな活動を行っています。
また「議員になってからの、セカンドキャリアが見えない」という課題に対しても、現在インタビューを行い記事化していっている最中。
議員をやった後に、議員のキャリアを活かして企業で働いたり、起業をしている人へインタビューを通して、議員としてどういう風に働いているとその後に活きてくるのか等をまとめています。
さらに「WOMANSHIFTシスターズ」も設立し、議員になりたい方の応援もおこなっています。
具体的な活動の1つとしては、年4回の有料勉強会。参加した方はクローズドなグループに入ることができ、悩み相談も受け付けています。グループでは無料の勉強会も不定期で行い、メンバー同士支え合っています。
■WOMANSHIFTの規模
会員制のようなものではないのですが、クローズドなグループに参加している方は50名を超えています。
45歳以下の女性議員の割合から考えると、参加率はなかなか良いのではと感じています。
■関心が薄い分野、苦手な分野への取り組み方
議員はそれぞれ政策的に苦手なものや、業務的に苦手なことというのもあると思います。
私自身は子育て・女性・ICTを中心にやってきていますが、それ以外の相談を受けることもちろんあります。
具体例としては介護や道路のことです。そういう個別の相談を頂くことで、スキルアップしています。ご相談を頂くということは、頼られている・信頼されていることだと思うので可能な限り対応しています。
RPGのように、色々な装備を付けて経験積んでレベルアップしていきます。それと同じように育てていければと思っています。そうすることで自分の経験にも繋がります。
得意分野はあった方は良いと思いますが、最初からパーフェクトな議員はいないと思うので。
■女性議員はなぜ増えないのか?
最初に話した3つの課題はもちろんですが、報道でのマイナスのイメージに流されているような気がしています。
議員が話題になる時は汚職など悪いことをした時だけですよね。
あとは大変そうなイメージ(マタハラ、票ハラ)も持たれることが多いと思います。
実際私も、議員になった一期目は暗黙のルールなどもわからずで大変でした。
企業とは違う辛さが多くありましたね。研修とかもなかったので。
今回政治の世界で、男女同数にする均等法の改正法が成立し、議員がハラスメントを起こさない・被害にあわないようにするための相談窓口や研修が義務付けられました。
今までは、そういうのも無かったので・・・
これまで議会は男性中心でルールが作られてきました。最近まで産休も無かったですし、議会を休むときは、事故・病気のみ。出産も想定されていなかったんです。
実際、私自身が台東区で初めて出産した議員でもありました。そういう意味でも遅れています。
■もし議員が男女同数だったら、日本にはどんな変化が起こる？
本か研究で「女性の方が生活に根ざした質問や政策が多く、男性は産業・経済の質問や政策が多かった」と読んだことがあります。ですので、女性の割合が増えると福祉が充実してくるのかもしれないです。
あと若い世代の議員が増えると、当事者である問題提起が増えるはずと思うので、そのあたりのことが変わってくるのではと思います。
家事・育児に関わっている男性議員が増えれば、性別関係なく生活に関係した質問も増えるとも思いますね。
以上、今回はWOMANSHIFTの活動や、議員の数が男女同数になったときにどういう変化が起こるか？についてインタビューしました。
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また次回もぜひ聞いてください！ジョセラジ！
皆さまから、「こんなテーマで話してほしい！」など、気軽にレター👇で受け付けています。