女性が初めて参政権を行使してから76年、「届きにくい女性の声を政治につなぎ、一つずつ実現する」をミッションとする一般社団法人WOMAN SHIFTを設立

政策実現ができる女性議員を増やすことをミッションとして活動してきた超党派の若手女性議員ネットワーク・WOMAN SHIFT(ウーマンシフト)は、このたび「届きにくい女性の声を政治につなぎ、一つずつ実現する」を目的に事業を拡大し、新たに性別や年齢を問わない議員および一般市民のネットワークとして一般社団法人WOMAN SHIFT(代表理事:本目さよ 所在地:東京都台東区)を設立したことをお知らせいたします。

 

■4月10日は女性が初めて参政権を行使した日

1946年4月10日は戦後初の男女普通選挙制度による総選挙が行われ、日本で初めて女性の参政権が行使された日です。この日に行われた衆議院選挙で初めて女性が投票し、女性の国会議員が39人誕生しました。当時の衆議院での女性比率は8.4%となりました。

それから76年が経過し、時代が昭和から平成、令和へと移り変わった現在も残念ながら政治分野での日本の男女格差は依然として大きいままです。日本の衆議院の女性の比率は9.7%と76年前とほぼ変わらず、ジェンダーギャップ指数2021によると国会における女性議員比率は世界193か国のうち165位となっています。

同様の状況は地方議会においても顕著であり、特に20~30代の若手女性議員は0.9%(※)と極めて少なく、女性の声を政治に届けることが十分にできていない状況が続いています。

※出典:https://www.si-gichokai.jp/research/zokusei/1204670_2322.html

 

■一般社団法人設立の趣旨「届きにくい女性の声を政治につなぎ、一つずつ実現する」

もともとWOMAN SHIFTは、「女性が動かす」という意味で2015年の統一地方選挙の直後に結成されました。台東区議として2期目の当選を果たした代表・本目が、若手女性議員を支援する環境を整えることの必要性を痛感し、女性議員をやめさせない取り組みと、女性議員を増やすための取り組みを実施してきました。

今回WOMAN SHIFTを女性参政権行使の日の合わせて一般社団法人化した理由は、「女性の声を政治に届ける仕組みづくりの加速化」です。

先述のとおり依然として政治におけるジェンダーギャップが大きい日本ですが、直近2021年11月の衆議院議員総選挙の結果、女性の議員の割合がさらに減少しました。(10.1%→9.1%)

そうした状況下であるからこそ「女性の声が政治に届く仕組み」を構築することが急務と考え、これまでは代表・本目が一個人として行っていた取り組みや得た知見を活かし、一般社団法人としての組織化に至りました。

 

■WOMAN SHIFTのこれまでおよび今後の活動内容

具体的にこれまでWOMAN SHIFTでは、女性議員を対象に下記のような活動を行ってまいりました。

・ICT教育や生理の貧困など、年4回以上の女性議員向け勉強会の開催
・立候補時の旧姓利用や住所非公開について総務大臣に要望書を提出
・議員を目指す女性向けのメンターシップ制度「WOMAN SHIFTシスターズ」
・女性議員を応援したい女性たちが女性議員にインタビューを行う女性と政治を近づけるラジオ「ジョセラジ」
・議員のセカンドキャリアを考える「パブリックで輝くひと」、女性議員の夫にインタビューなどのWEBメディア連載
・一般社団法人ポリライオンと共同で「政治家ハラスメント白書」の発行

新たなWOMAN SHIFTの会員制コミュニティーは女性議員に関わらず、性別や職業を問わない様々なバックグラウンドを持つメンバーが集い、女性の声を政治に届けるために新しい価値を生み出していく場所です。

今後もいままでの活動をパワーアップしながら継続し、新たなプロジェクトも行ってまいります。

なかでもこれまで代表・本目が個人の取り組みとして行ってきた

・地方議員とママが協力し、まちを良くするために共に学び成長する「ひろげようママインターンプロジェクト」
http://hiromamapj.com/

をWOMAN SHIFTの取り組みとして日本全国に拡大します。子育て中だからこそ「社会をよくしたい」「政治を知りたい」「視野を広げたい」というママと、「暮らしの中でうまれた声をタイムリーに政治に届けたい」という議員をつなげ、女性の声を政治に届ける仕組み作りを加速化していきます。

 

■代表理事および理事一覧

代表理事:本目さよ(台東区議会議員)

1982年生まれ。お茶の水女子大学大学院修了。IT企業人事職を経て2011年より台東区議会議員。台東区最年少の女性議員。キャッチフレーズは「子育て、本命!ーやさしい政策」。「政策を実現できる女性議員を増やし、地方議員を女性のキャリアの一つにする」ことをmisssonとする超党派の若手女性議員ネットワークWOMAN SHIFT を立ち上げる。ママの議員インターンを全国に広めるために尽力中。一児の母。

理事:たぞえ麻友(目黒区議会議員)
理事:成田ちひろ(三鷹市議会議員)
理事:島津明香(高砂市議会議員)

 

■一般社団法人WOMAN SHIFTについて

届きにくい女性の声を政治につなぎ、一つずつ実現していくことをミッションとする超党派の議員および一般市民のネットワークです。

女性の活躍がうたわれていますが、まだまだ政治の世界での女性比率は低く、特に地方議会では20~30代の女性議員比率は1%にも達していません。そうした中で、WOMAN SHIFTでは女性の声を政治に届け、一つずつ実現していくための仕組みや制度作りを、女性議員に限らず様々なバックグラウンドを持つメンバーで実践してまいります。

URL:https://womanshift.net/


▶当調査に関するお問い合わせ先

メディア掲載・取材に関するお問い合わせは以下までお願いいたします。

  • WOMAN SHIFTホームページ(「お問い合わせ」より)
    https://womanshift.net/contactus/
最新情報をチェックしよう!